日本マザーズフード協会が発足

姫野:
著書「オトコをトリコにするメロメロレシピ」「奇跡のごはん」を読んで、大変感動し、今日、お会いするのを楽しみにしておりました。料理研究家としてのご活躍、すばらしく思います。また、日本マザーズフード協会の発足と代表就任もおめでとうございます。
宮成:
ありがとうございます。『マザーズフード』というのは「母の味」という意味です。目的は2つありまして、一つは、料理が苦手な方が料理を楽しんで作れるようになること。もう一つは、家庭の味を形に残し、次世代に伝えること。そのために、食の大切さや料理の楽しさを伝えられる講師を育成していきたいと思っています。今後は、講演会、ワークショップ、料理教室などを行い、インターネット、フェイスブックを使っての情報発信もどんどん行っていきたいと思います。
姫野:
すばらしいことだと思います。私は、長年、美容師、ブライダルの仕事をやってきました。そのなかで、気になっていることがあるのですが、最近、結婚していかれる方は、自分で手料理を作れる方が少なくなっているということです。忙しいこともあるんでしょうが、夕食をコンビニ食やレトルト食で済ます方が多いみたいですね。宮成さんのレシピは、手早く作れて、しかも、栄養価値も高い。私は、宮成さんのレシピ、また、その思いをこれからお母さんになる方々に伝えていきたいと思いました。ところで、協会設立を思い立たれたのは、すばらしいお母様の影響も大きいでしょうね。
宮成:
私は、結節性動脈周囲炎という難病をもって生まれ、16歳で発病し、腎不全になり、20歳まで生きられないかもしれないと医師から宣告されました。そのとき、母は、「なみの病気は私が治す!」と言って、親子で食事療法に賭けてみることにしました。7年半かかりましたが、今、こうやって、仕事にも恵まれ、結婚もすることができました。栄養管理されただけのご飯を食べ続けていただけではここまで元気になれなかったと思います。母のごはんがあり、父や妹の支えがあり、家族で囲う食卓があったから頑張ろうと思うことがました。忙しい日々の中で毎日のごはんを作り続けるって大変なことです。母親や祖母が教えてくれた台所の知恵や料理の工夫を、未来に伝えていきたいと思います。
姫野:
本で拝見しましたが、ご主人もすばらしい方ですね。
宮成:
ありがとうございます。私は、主人の子どもを生むのも、大きな夢だったのですが、透析を始めないといけなくなり、あきらめざるをえませんでした。お医者さんに「子どもは無理です」といわれたとき、主人も食ってかかるような勢いで「なんとかしてください!」と言ってくれました。最終的には、生きていくため、透析を受けるために出産はあきらめることになりました。そのときは、心の中にポカって穴があいたみたいでした。そのとき、主人がこういってくれました。「透析になったことが良かったなんて思えないかもしれない。それでも、意味ある人生だったって思えるように生きていくことはできるはず。俺たちの子どもがいなくたって、日本中の子どもたちのお母さんになるつもりで仕事をやっていきなよ。それは遠回りで間接的かもしれないけれど、今のなみさんは、何一つ失っていないんだよ」って。

美容に健康は不可欠-「さしすせそ本舗」ブランドを立ち上げる

姫野:
ご病気を乗り越えられて、がんばられるお姿に感銘しました。私も51歳のときに高血圧で倒れ、それまでの不摂生を反省しました。また、そのとき思ったことは、長年、美容師として、外から女性の美を追求してきましたが、それだけでなく、内面、つまり、体の健康ということも、女性が美しくあるためには、とても必要なんだということでした。そこから「さしすせそ本舗」というブランドを立ち上げ、調味料の製造、販売の仕事にも取り組んでいきました。
宮成:
「さ」とは「砂糖」、「し」とは「塩」、「す」は「酢」、「せ」は「醤油」、「そ」は「味噌」。基本となる調味料が「さしすせそ本舗」さんのこだわりと言う訳なんですね。
姫野:
そうなんです。最近はいろんな健康食品を開発される方が多いですが、私は、バランスのとれた料理のためには、調味料こそが大事だと思って、調味料に徹底的にこだわってみたいと思いました。
宮成:
料理をつくるときに「今日はトマトは使わなかった」ということはありますけど、「調味料を使わなかった」ということはありませんものね。それぐらい料理に調味料は欠かせないものだと思います。主人も、出会ったころはアトピーがひどくて、かゆくて、夜熟睡したことがないと言っていました。私は、調味料と、〝旬〟のものを〝旬〟に食べるということに気をつけて、食事を作りました。それだけが全てではありませんが、結婚して半年たつと、豪快ないびきをかいて寝るようになりました。
姫野:
調味料の役割は大切ですね。特に、味噌、お酢などの「発酵調味料」は免疫力をあげるにしても、体を作るにしても、とても大事なものです。私が、「アミノ酸大豆くろ酢」を開発したのも、よい発酵調味料を、皆さんに広めたいという思いからでした。
宮成:
私もいただいて、飲料として、また、料理にも使わせていただきました。飲料としては本当に飲みやすいですね。姫野社長と黒酢との出会いは?
姫野:
51歳で高血圧で倒れたときに、薬で下げてもすぐ上がり、おまけに気分が悪くなるんですね。そんなとき、鹿児島で銀行の支店長している親戚がお見舞いに黒酢をくれました。それで、その酢を飲んだり、料理に使ったりしながら、食生活を改善していきましたら、だんだんと良くなっていったんですよ。そのときに酢の効果はすごいなと思いました。
宮成:
酢には血圧を下げる効果がありますよね?
姫野:
一般的には、お酢の主成分である酢酸が細胞に取り込まれると、「アデノシン」という物質が出てきて、このアデノシンが血管の壁に作用して、血管が拡張し、血管が拡張すると血液は流れやすくなり、血圧も下がるといわれています。 でも、黒酢は、正直、飲みにくくて、苦手でしたね。それで、中国の桂林に美容師の指導に行ったときのことです。現地の方に羅漢果の存在を教えてもらいました。「ノドにとってもいい」と。調べてみますと、甘さが砂糖の400倍で、食物繊維も豊富。この羅漢果と黒酢を合わせたら、飲みやすくなるんじゃないかとひらめきまして、商品化することができました。ただ通常の黒酢の原料米は、政府の古米とか輸入米を使っているということ、農薬の存在も、非常に気になっていました。そこで、大分県佐伯市の低農薬のかけ干し米を使って、仕込んでもらいました。そうすると、一年たったときの味が違うんですよね。それで、有機玄米黒酢を求めて捜した結果、福岡県大川市にある350年の歴史をもつ醸造会社との縁ができ、本格的に有機玄米黒酢を活用する事ができるようになりました。その時期、この酢蔵の匠と言われる工場長さんと意気投合して、色々な検討をしておりましたら、「大豆を使ったらどうだろう」との話が出たんですね。

大豆は健康にも美容にも効果

宮成:
大豆はたんぱく質が豊富で、大変からだにもいいですよね。
姫野:
佐賀大学の榎本教授が、その醸造会社の顧問をしておられ、そのアドバイスを得て、その醸造会社が、ちょうど大豆で酢をつくる特許を取ったんですね。私は、それを聞いて「これだ!」と思いました。長年の美容師の経験で、大豆は、健康はもちろん、美容にも非常にいいとわかっていましたので、これを使って何か作りたい、と思いました。
宮成:
そうしてできあがったのが「アミノ酸大豆くろ酢」ですね。大豆は、アミノ酸が非常に豊富で、旨味成分が多いですよね。
姫野:
はい。大豆にはイソフラボンという自然な女性ホルモンが含まれています。また、たんぱく質も多く含まれていて、肌にものすごくいいんです。「アミノ酸大豆くろ酢」は国際中医師、国際薬膳師、栄養士で、西日本天神文化サークル「薬膳クッキング」専任講師の千代田美知子先生の薬膳講習会、薬膳料理教室開催でも使っていただいています。大分特産のゆず果汁をブレンドして飲みやすいのが大きな特徴です。
宮成:
私も、健康と美容にいいものがいっぱい詰まった「アミノ酸大豆くろ酢」のファンになりました。これからも、今日の出会いのこと、皆さんに伝えていきたいと思います。

宮成さんの誕生日は、11月3日で「調味料の日」

姫野:
大変ありがとうございます。ところで、宮成さんのお誕生日は11月3日ですね。この日は、「いい味(み)」という語呂合わせで「調味料の日」と一昨年、正式に制定されました。このことから、料理の研究というのは、まさに、宮成さんの天職ですね。
宮成:
えー!知りませんでした。感激です。今、女性の社会進出が進んで、女性がとっても忙しい時代になりました。そのなかで、料理を楽しんでもらえる方が増えますよう、作りやすくて、簡単で心も体も元気になれるレシピをどんどん発信していきたいと思います。
姫野:
宮成さんのますますのご活躍をお祈りします。私も健康料理・バランス料理に大切な「いい味」という調味料の研究開発や私の主宰している女の寺子屋等でマザーズフードの普及活動に励んで参りたいと思います。
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